2009年12月9日水曜日

IT業界にもCM分離発注方式を導入できないかなあ

ちょうど1年前に「IT業界の多重下請け構造を無くせば、労働環境も改善されるのでは」と書いた
IT業界と同じようにゼネコン体質・多重下請け構造による労働環境悪化が問題となっていた建設業界では、
「CM分離発注方式」により多重下請け構造から脱却しつつあるそうな。

CM分離発注方式とは、建築主(発注者)が建築作業に携わる各工事業者と直接契約を結ぶ方式の事で、
これまでの一括発注方式で行われてきた
「一次請け業者(元請け業者)→二次請け業者→三次請け業者→・・・」
の様な多重下請けによる中間マージンが発生しないため、
建築コストが抑えられるというメリットがある。
ただし、施工管理・業者の選定と発注は全て発注者の責任になってしまうため、
管理・発注を代行する「CM会社(CMrと言うらしい)」という商売があるそうな。

CM分離発注方式が存在している事は、2年前に週刊東洋経済で特集していたので知っていたが、
本当にうまくいくやり方なのか、デメリットは無いのか、といった事例情報があまり見あたらなかった。
※週刊東洋経済の特集ではCM方式により、建設業界が悲惨な状況になっているようだった。

ここ最近では、CM分離発注方式が浸透してきたようで、
メリット・デメリットが論じられた情報が見つかるようになってきた

CM分離発注方式ってIT業界でもできる気がする。
開発管理とか業者選定・発注がユーザー企業には困難ってのもIT業界でも同じだし。
IT業界でもCMrっていう商売が成立するんじゃないだろうか。

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