2009年12月25日金曜日

システムアーキテクト試験に合格

システムアーキテクト試験に合格した。
システムアーキテクトは、システム開発における要件定義・設計担当者を対象とする試験。
IT業界は弁護士や税理士といった業務独占資格が必要な業界では無いので、
特に資格を取らなくても支障は無い(実際、無資格でも優秀なSEは多いし、逆に資格を持っているくせに仕事ができないSEもいる)が、
資格を取る事によるメリットも多い。
自分は以下の3つのメリットがあると思う。

  1. 自分のスキルレベル確認
  2. 体系的な知識の取得
  3. 営業効果のアップ
「自分のスキルレベル確認」は、要するに力試し。今のお客さん先に出て要件定義・設計にも携わってきたので、どれくらい力があるかなーと思い受けてみた。基本的に、資格取得は取る事に意味があるのではなく、取れるだけのスキルを持つ事にこそ意味があると思う。 だから、自分は資格受験する際は、実務経験があるものだけを受験するようにしてる。

「体系的な知識の取得」は、OJTの補完目的ってこと。OJTのみにスキル向上を頼ると、どうしても実務で経験していない事に関する知識・スキルが身につかないので。

 「営業効果のアップ」は、箔を付けるってことかしら。やっぱり資格を持っていれば「それだけのスキルがあるかもしれない」と見なしてもらえるから、仕事に呼ばれやすいのではないだろうか。 当然、リピーターを獲得するためには資格なんか何の意味も無くて、どれだけの成果を出せたかが重要ですが。 システムアーキテクト試験は去年も受験したんだけど(当時の資格名称はアプリケーションエンジニア)、論述で規定文字数に足りなくて落ちた。 普段、鉛筆で字を書くのに慣れて無かったから。。。 論述試験有りの資格試験は、論述対策を事前に打つのが重要。 鉛筆で速く字を書く練習も大事だが、もっと大事なのは下記2点。
  1. 論述内容を整理する練習
  2. 設問の内容に直接対応する内容を書く練習
まず「論述内容を整理する練習」だが、
論述は規定文字数を超えるように書くと1800字以上必要であり、
試験時間2時間で書くのは非常に大変。
書き直しが発生するとすぐに時間オーバーになってしまうので、
最初に書く内容を整理してから書いた方が手戻りが少なくなる。

自分がやった対策は、試験開始後の30分間で論述内容を箇条書きにまとめる練習。
過去問2年分を使ってこれをやったおかげで、今回は手戻りが発生せず時間内に規定文字数以上書けた。

次に「設問の内容に直接対応する内容を書く練習」は、要するに問われた事に関する内容を記述し、
問われてない事は書かない、ってだけのこと。
「あなたはどのような工夫をしたか?」
と設問にあったら
「私が行った工夫は・・・」
という文章を書くという、ただそれだけのこと。
論述対策の参考書にも「設問の内容と関係ない事を書いても点が付かない。これが原因で落ちる受験者が多い」との事。

上記対策は論述有りの他の資格(プロジェクトマネージャー、ITストラテジストなど)にも使えるはずなので、受験しようと考えている人は是非やって欲しい。

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